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スマートシティプロジェクト

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「スマートシティ」って知っていますか?このマガジンでは、鎌倉のスマートシティの取り組みを発信していきます!
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記事一覧

Fabが身近なまち鎌倉~市民のための工房「FabLab」で生み出されるDIYの精神~

Fabが身近なまち鎌倉~市民のための工房「FabLab」で生み出されるDIYの精神~

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

前回の記事では、自らの手で楽しみながらものづくりをする「Fab」という考え方について紹介しました。

今回の記事では、鎌倉市の「Fab」について紹介していきたいと思います。

国内で唯一?FabCity宣言!早速ですが、鎌倉市は今から6年前の2018年にフランスのパリにて開催された「Fab City Summit」において、FabCity宣言

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自らの手で暮らしをちょっと豊かに~誰もが楽しみながら作り手になれる「Fab」とは~

自らの手で暮らしをちょっと豊かに~誰もが楽しみながら作り手になれる「Fab」とは~

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

鎌倉市が推進するスマートシティの取組は、市民の皆さんが自分のまちで活動する「市民力」と現代の「最新のテクノロジー」を組み合わせて、「人々の暮らしやすさ」と「まちの魅力」を向上させることを目指していることは、これまでの記事でもお伝えしてきました。

そんな鎌倉市のスマートシティの取組の1つに「Fab」という考えがあります。今回の記事ではこの考え

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まずやってみる!椅子をきっかけに地域が目指す新たな交流の誕生

まずやってみる!椅子をきっかけに地域が目指す新たな交流の誕生

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

前回の記事では、「地域住民が交流できる場づくり」を目指して活動している西鎌倉地域プロジェクト会議で、どのようにプロジェクトを考えていったのか、議論の方法とポイントを中心にお伝えしました。

今回の記事は番外編です。プロジェクト誕生までの道のりを、議論の経過や参加者の想いとともに、お伝えしていきたいと思います。

経験が「アイデア」を「実現」に

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まちに変化を生み出す最初の1歩~「スピード感」と「展開を見据えた議論」から生まれたプロジェクト

まちに変化を生み出す最初の1歩~「スピード感」と「展開を見据えた議論」から生まれたプロジェクト

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

前回の記事では、今年1月から西鎌倉地域プロジェクト会議が始動したことをお伝えしました。

西鎌倉地域プロジェクト会議とは、「地域住民が交流できる場づくり」を目的に、プロジェクトを参加者の皆さんで考え、実行していくための会議でしたね。

今回の記事では、西鎌倉地域プロジェクト会議でどのように「地域住民が交流できる場づくり」を目的としたプロジェク

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知識と経験を活かして地域交流の場を生み出す!西鎌倉地域プロジェクト会議始動!

知識と経験を活かして地域交流の場を生み出す!西鎌倉地域プロジェクト会議始動!

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

これまで、オンラインプラットフォームを活用した世界の先進的な市民参加の取組を見ながら、「デジタルを活かした鎌倉のまちづくり」について考えてきました。
鎌倉は、これまでの対面の議論に加え、デジタルを活用することで、より多くの市民の意見やニーズをまちづくりに反映させることを目指しています。「オンラインによる議論の発散」と「対面による議論の収束」を

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デジタルを活かした鎌倉のまちづくり~地域のお祭りで可視化されるまちの声

デジタルを活かした鎌倉のまちづくり~地域のお祭りで可視化されるまちの声

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

これまで、「デジタルから見た世界のまちづくり」と題して、オンラインプラットフォームを活用した世界の先進的な市民参加の取組について紹介しながら、「デジタルを活かした鎌倉のまちづくり」について考えてきました。

デジタルを活かした鎌倉のまちづくりの特徴は、オンラインプラットフォームだけでなく、対面の市民対話やワークショップも組み合わせて、幅広い市

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デジタルから見た世界のまちづくり/台湾に行く~気軽な「いいね!」から創り出される新しい政策

デジタルから見た世界のまちづくり/台湾に行く~気軽な「いいね!」から創り出される新しい政策

こんにちは、政策創造課スマートシティ担当の松村です。

これまで「デジタルから見た世界のまちづくり」と題して、「decidim」(バルセロナ/スペイン)や「Omastadi」(ヘルシンキ/フィンランド)といった、世界で先進的に導入されている市民参加のためのオンラインプラットフォームを見ていきました。

2つの記事では、ヨーロッパの取組をご紹介しましたが、実はアジアでも既に導入が進んでいるんです。そ

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デジタルを活かした鎌倉のまちづくり~地域の地域による地域のためのプロジェクト

デジタルを活かした鎌倉のまちづくり~地域の地域による地域のためのプロジェクト

これまで2回の記事にわたり、シリーズ「デジタルから見た世界のまちづくり」として、スペインのバルセロナ、フィンランドのヘルシンキで進められている、デジタルを活用した新しいまちづくりの取組について見てきました。
そこで今回の記事では、昨年度から西鎌倉地域で進めている、デジタルを活用した新しいまちづくりの様子を少しお伝えしたいと思います。
世界を見て、自分たちのまち「鎌倉」を見る、といった感じですかね。

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デジタルから見た世界のまちづくり/フィンランドに行く~ヘルシンキ市役所に市民からの提案が次々に届くわけとは

デジタルから見た世界のまちづくり/フィンランドに行く~ヘルシンキ市役所に市民からの提案が次々に届くわけとは

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

前回の記事では、市民参加のためのオンラインプラットフォームが世界に広まるきっかけとなったバルセロナの「decidim」について紹介しました。decidimは、「まちのことは自分たちで決める」といったバルセロナ市民の「自主性」が表出したオンラインプラットフォームでした。

今回の記事では、世界幸福度ランキング6年連続1位の国、フィンランドで運用

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デジタルから見た世界のまちづくり/バルセロナに行く~世界に広まった市民参加のためのオンラインプラットフォーム「decidim」が意味する「決める」とは

デジタルから見た世界のまちづくり/バルセロナに行く~世界に広まった市民参加のためのオンラインプラットフォーム「decidim」が意味する「決める」とは

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。昨年度からnote記事のライティングを始め、今年で2年目になります。

note記事を作る際は、いつも市役所の広報戦略ディレクターを務める林さんに相談して、どういった内容にするか打合せをしているんです。今回の記事を作成していく際の打合せで、「THINKを意識して記事を作るといいよ」と教えてもらいました。なるほど!と思いましたので、ちょっと紹介しま

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まちの悩みごとを地域で共有して解決!市民参加型共創プラットフォーム始動!

まちの悩みごとを地域で共有して解決!市民参加型共創プラットフォーム始動!

お久しぶりです。政策創造課スマートシティ担当の松村です。
政策創造課から記事としてnoteに投稿するのは3月以来ですから、3ヶ月ぶりですね。

さて、最近「持続可能性」という言葉をよく耳にしませんか?英語だと、Sustainability(サステナビリティ)という言葉です。
環境、社会、経済の側面から、将来にわたって現在の社会の機能をきちんと継続していくためのシステムやプロセスのことを指します。

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【後編】導入ではなく、共創するスマートシティサービス~あなたの声がサービスを創り出す~

【後編】導入ではなく、共創するスマートシティサービス~あなたの声がサービスを創り出す~

前回の記事では、2022年度のリーディングプロジェクトとして位置付けている2つのテーマのうち、「防災・減災を起点とした複数分野の連携」に関する取組についてご紹介しました。

今回の記事では、2022年度のもう1つのリーディングプロジェクトのテーマである「市民目線の暮らしやすさ」に関する取組について紹介していきたいと思います。

「暮らしやすさ」って聞かれた時、何を思い浮かべますか?

さて、ここで

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【前編】導入ではなく、共創するスマートシティサービス~あなたの声がサービスを創り出す~

【前編】導入ではなく、共創するスマートシティサービス~あなたの声がサービスを創り出す~

「リーディングプロジェクト」って知っていますか?

皆さん「リーディングプロジェクト」って聞いたことありますか?
実は、2022年3月に策定した「鎌倉市スマートシティ構想」の中にも、このリーディングプロジェクトがあります。

「リーディングプロジェクト」の意味は「事業を進める上で核となり、先導的な役割を果たすプロジェクト」。つまり、本市のスマートシティの取組にも先導的な役割を果たすプロジェクトがあ

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救急車到着まで8分36秒!あなたは何ができますか?救命講習のDX始まる!

救急車到着まで8分36秒!あなたは何ができますか?救命講習のDX始まる!

こんにちは!政策創造課スマートシティ担当の松村です!
さて、皆さんは「8分36秒」って聞いて何の時間だと思いますか?









実はこの「8分36秒」、実は鎌倉市で救急車が現場に到着するまでにかかる平均時間なんです。

救命講習のDX?大船消防署の挑戦!鎌倉市消防本部では、救急隊員が現場に駆け付けるまでの「8分36秒」の間に偶然その場に居合わせた人たちでできることをして、一人

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