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まちに変化を生み出す最初の1歩~「スピード感」と「展開を見据えた議論」から生まれたプロジェクト

こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。

前回の記事では、今年1月から西鎌倉地域プロジェクト会議が始動したことをお伝えしました。

西鎌倉地域プロジェクト会議とは、「地域住民が交流できる場づくり」を目的に、プロジェクトを参加者の皆さんで考え、実行していくための会議でしたね。

今回の記事では、西鎌倉地域プロジェクト会議でどのように「地域住民が交流できる場づくり」を目的としたプロジェクトを決めていったのか、その方法ポイントについてお伝えしていきたいと思います。


スピード感のある議論により広がる参加者

西鎌倉地域プロジェクト会議には、様々なバックグラウンドを持つ方が参加しています。具体的には、地域にお住まいの方や、地域の団体で活動されている方、大学生に加えて、隣の地域にお住まいの方など、そのバックグラウンドは様々です。

このような多種多様なメンバーと、実際に集まって議論を重ねていくことが難しい中で、いかにスピード感を持って1つのプロジェクトを進めていくかが課題でした。

そこで、仕事や家庭を抱える参加者の皆さんも日程が合わせやすいよう、平日の夜間の時間帯にオンライン会議により開催し、議論を重ねていきました。すると、約3週間間隔で継続して開催できたことに加え、参加者の声掛けにより、参加者の数が13名、15名、18名と、回数を重ねるごとに増えていき、参加者の輪も広がっていきました。

西鎌倉地域プロジェクト会議の開催状況

第1回会議にて1度対面で顔を合わせていたことに加え、皆さんのバックグラウンドや人柄も少し見えていたことで、オンラインでも対面と同等の密度での議論が進められたことが、ポイントだったと感じています。

プロジェクトはトライアンドエラーの最初の1歩

では、スピード感を大事にした、対面とオンラインによる会議開催により、どのように「地域住民が交流できる場づくりプロジェクト」を考え、決めていくのか。

ポイントは、プロジェクトの「展開」を見据えた議論です。

皆さんで議論を重ねながら、何か1つの「取組」を決めていくことは、とても難しいことです。というのも、皆さんでアイデアを出し合う中で、魅力的なコンテンツがいくつも出てきたので、1つに絞り込むことは難しいと感じていました。

そこで、「何をやるか」ではなく、「まず何から始めると広がるか」に議論の焦点を当て、まちへの広がりを意識して考えていきました。

具体的には、第1回会議で皆さんから出てきたコンテンツをグループ分けして、議論を行っていきました。

まちへの広がりを見据えた議論

議論では、どの順番で実施すると、よりプロジェクトがまちに広がっていくか協議を行うことで、各コンテンツのメリットとデメリットが可視化されていき、自然と最初に取り組むプロジェクトの大枠が見えていきました。

最初から完成したものを目指すのではなく、まずは小さく始め、改良を繰り返しながら徐々にプロジェクトを広げていくことが、無理なく続けやすくするために重要なのではないかと感じています。

プロジェクトの展開を見据えた議論

そして、プロジェクトを積み重ねていくことで、まちの人に少しずつ認知され、プロジェクトがまちの人々に浸透していくことができれば理想的ですよね。

最初の1歩のプロジェクトとは?

さて、次回の記事では、「スピード感」「展開を見据えた議論」をポイントに会議を進めていく中で、実際に決まった「地域住民が交流できる場づくりプロジェクト」の内容についてお伝えしていきたいと思います。

一昨年の11月に西鎌倉地域の魅力と課題を考えることから始め、遂に1つのプロジェクトとしてカタチとなっていきます。是非、次回の記事もチェックしてください。

西鎌倉地域プロジェクト会議(第1回から第3回)での議論内容の詳細等はこちらからご覧いただけます!


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