見出し画像

人がまちを支えている~地域を見守る、民生委員児童委員!ってどんな人?③児童委員の活動

こんにちは。生活福祉課の石川です。
さて、前回に引き続き、今回も民生委員児童委員の活動について、その中でも、児童委員のご紹介をします。

民生委員は児童委員を兼ねると法律に定められていますが、民生委員児童委員の中には、子育てに関する支援を専任して活動する主任児童委員がいます。市内10地区で、各地区2名ずついて、地域の子育て中の世帯の見守りを行っています。

主任児童委員の子育てサロン
・第1地区 子育てサロンひよこ
・第2地区 Fly2kids(フライフライキッズ)
・第3地区 つくしっ子
・第4地区 子育てひろば「ぽっけ」
・第5,6地区 深沢キッズネット
・第7地区 子ぶくろ家
・第8地区 のびのび子育て
・第9地区 未来へはばたけ「ぐんぐん」
・第10地区 子育てサロン「Palette」
詳しくは、市ホームページをご確認ください。

今回は、子育て支援の一環として開催する子育てサロンの活動について、紹介します。


鎌倉市民生委員児童委員協議会 子育てサロン

今回、ご紹介するのは、第1地区の子育てサロンの活動です。

第1地区 子育てサロンひよこ

「子育てサロンひよこ」は、毎月第1・3金曜日に開催しており、地域の子育て中の親とそのお子様をはじめ、市内から親子が集まって、一緒に遊べるフリースペースや、今後の子育ての参考になる講座を通じて、情報を交換したり、子育ての悩みを抱えた親同士が交流したりする場にもなっています。

8月23日に放課後かまくらっ子にかいどう(鎌倉青少年会館)で開催した「みんなのサマーコンサート」の紹介をします。

当日の様子

第1地区の主任児童委員をはじめ、第1地区民生委員児童委員、第1地区社会福祉協議会のみんなで協力して開催し、当日は多くの親子が集まり、楽しんでいただきました。

鎌倉青少年会館の一室から、バイオリンとピアノの美しい音色が聴こえてきました。のぞいてみると、乳児を連れた親子たちが、敷かれたマットに座りながら音楽鑑賞を楽しんでいました。

バイオリンの音色が響き渡ります

演奏会のタイトルは、「みんなのコンサート」。演奏家を招いて⼦育てサロンひよこが企画するコンサートで、例年クリスマスの時期に合わせて実施していますが、今回初めて夏休みに開催しました。 鑑賞に訪れた親子たちは、自由なスタイルで演奏を聴きながら、リラックスしていたのが印象的です。

子どもたちも楽器に興味津々!

8月23日のサマーコンサートには、鎌倉青少年会館の周辺などから訪れた親子に加え、夏休み期間中ということで放課後かまくらっ子に通う小学生たちも来場し、にぎわっていました。

みんな真剣に聞いてました!

今回のコンサートでは、定番クラシックやディズニーでおなじみの曲、人気アニメの主題歌などを演奏。今回初めて来場した親子は、「演奏を聴くことでちょっとした息抜きになりました。子どももリズムに乗りながら楽しめました」と目を細めていました。

コンサートでちょっと息抜き

サロンを運営する主任児童委員の声

民生委員児童委員の中で、子育てに関する支援を専任する主任児童委員。

子育てサロンひよこの運営に携わる、主任児童委員の黒瀬聖子さんと長原桂さんに話を聞きました。

黒瀬さんと長原さん

黒瀬さんは、民生委員児童委員をしていたママ友からの紹介がきっかけで活動を始めました。主任児童委員を務めて2年が経っての感想は、「やりがいがあって楽しい」。
子どもを連れて行くことのできる公園や開放スペースが減っている中で、子育てサロンは親子で気兼ねなく遊べるスペースとして機能していることを実感しています。黒瀬さんの娘さんは、二児の母として子育ての真っ只中で、「サロンを利用される方は娘と同世代なこともあり、育児の悩みや相談を共感し、勉強になることが多いです」と話します。意識していることは、「立ち入りすぎず、押しつけないこと」。きめ細やかな目配りで、ママさんたちをサポートしています。

「子どもの成長に少しでも関われることが幸せで、元気をもらえる」と微笑むのは、主任児童委員歴5年の長原さん。学生時代に発達心理学を学び、教育関連の仕事に就いた経歴を持っています。子育てサロンを利用する親子と接していくうちに、「自分の子育て時代のことを思い出す」とやりがいを見出しています。
子どもと関わることが好きな方や主任児童委員の仕事に興味を持っている方へは、「専門知識は必要ないので、子どもの成長や育児をサポートする『近所のおばちゃん』的な存在として関わることができます。知識がないからこそ、サロンの利用者と同じ目線に立ってアドバイスができるんですよ」と呼びかけています。

チラシも手作りしています

おわりに

3回にわたり、民生委員児童委員の活動について、ご紹介させていただきました。
民生委員児童委員は、高齢者から子育て世帯などの見守りをはじめ、自治会や地区社会福祉協議会など多くの関係機関と協力して、地域のことを思い活動しています。

民生委員児童委員が活動するには、地域の皆さんとのつながりが大変重要になります。
また、地域住民同士のつながりが希薄化する現代だからこそ、民生委員児童委員の活動がより必要になっていることも事実です。

民生委員児童委員の活動を通じて、地域の一員として地域に貢献してみたいなど、ご興味がありましたら、ぜひ、生活福祉課までお問合せください。

生活福祉課 
市役所本庁舎1階
電話番号:0467-61-3958
メール:engo@city.kamakura.kanagawa.jp

(生活福祉課)