人がまちを支えている~地域を見守る、民生委員児童委員!ってどんな人?①民生委員とは
こんにちは。生活福祉課の石川です。
早速ですが、みなさんのお住まいの地域には、福祉のボランティア活動をしている民生委員児童委員という人がいることをご存知でしょうか?
「民生委員児童委員」って聞いたことはあるけど、実際どんなことをしているの?という方も多いと思いますので、紹介していきたいと思います。
民生委員児童委員とは
など、色々な役割がありますが、一言で言うと、地域の身近な相談役です。
よく民生委員と通称で呼ばれていますが、鎌倉市には200人を超える民生委員が活動していて、全国には約23万人もいます!
そんな民生委員児童委員ですが、委員自体の高齢化もあり、今後は、そのなり手が不足するということが全国的にも課題となってきています。
地域住民が安心して生活をするためには、民生委員児童委員の活動は重要。多くの人に興味を持っていただけるよう、わかりやすくその役割や活動について紹介したいと思います!
民生委員児童委員って何をする人?
役割はこの3つ!
民生委員の主な活動
見守り対象者の訪問
一人暮らしの高齢者の方を中心に、ご自宅を訪問して様子を伺ったり、買い物や散歩のついでに、気になる世帯をさりげなく見守ったり。
用事で出かける際に、徒歩や自転車で行くことで、気になる方と町中で「ばったり」出会えるようにしているという民生委員さんもいます!
地域活動
自治町内会や地区社協と協力して福祉まつりを行ったり、地域で健康サロンを開いて、みんなで簡単な運動やおしゃべりをして楽しんだりしています。
また、民生委員児童委員の中には、子どもや子育てに関する支援を専門に担当する主任児童委員がいます。その主任児童委員が中心となって運営している子育てサロンでは、地域ごとに趣向を凝らした楽しいイベントや、パパさん・ママさんの仲間づくりの場となっています!
地域のお祭り
健康サロン
子育てサロン
いかがでしょうか?
民生委員児童委員は、これらの活動を市内10地区に分けた民生委員児童委員協議会の仲間たちと一緒に行っています。
その活動は、鎌倉市社会福祉協議会、地域包括支援センター、市役所など、多くの関係機関だけでなく、自治会町内会をはじめ地域の皆様にも協力をいただいています。
バックアップ体制も充実!
定例会・研修会でスキルアップ!
活動の内容や情報を共有するために、毎月、各地区で定例会を開催しており、それぞれの活動を報告し合うことで、相談の場となっています。
また、様々な分野の研修にも参加することができるため、民生委員児童委員の活動としてだけでなく、生活する上で有効な情報を得る機会が多くあります。
中でも、近隣の参考事例となる地への視察として、地区ごとに行うバス研修は、毎年、みんなで楽しみながら民生委員同士で仲を深めあい、日ごろの協力体制に繋がっています。
定例会
研修会
バス研修
地域に支えられ活動しています
地域福祉を支える民生委員児童委員。
仕事や子育て、介護をしながら活動している方も沢山います。
みなさん忙しい中、委員同士で協力・助け合いながら活動されていますが、地域の協力も不可欠です。
多くの方に活動の内容を知っていただき、活動を応援してくださるとうれしいです!
一緒に活動しませんか?
人と話すことが好き、地域に貢献したい、困っている人の力になりたい・・
そんな方は、民生委員児童委員にピッタリ!
任期は3年、定年が75歳になり、次の一斉改選は来年、令和7年12月1日になります。
「加入するハードルが高そう」、「専門知識が必要なのでは?」と思っている方でも大丈夫。現在活動しているメンバーからは、「福祉や介護、保育などの専門家でないからこそ、住民と同じ目線に立って寄り添うことができる」との声も。
活動にご興味がある方は、ぜひ生活福祉課までお気軽にお問い合わせください。
次回は、実際に活動されている民生委員児童委員さんの生の声で、やりがいなどについてインタビューと共にお届けします。
(生活福祉課)