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はじまります、おウチの前でごみを収集する「戸別収集」 ~戸別収集のメリットとは!?

令和7年4月に一部先行地区から開始する燃やすごみの「戸別収集」。 前回は「戸別収集」の実施決定までのプロセスを紹介しました。

今回は、現在のクリーンステーション収集が抱える課題や、「戸別収集」のメリットをお伝えしたいと思います。

現在のクリーンステーション収集が抱える課題 

動物に荒らされてしまったときの清掃など、クリーンステーションの維持管理に係る負担が一部の人に集中している場合があります。
今は問題なく管理できていても、高齢化などにより、今後の継続が難しくなることも考えられます。
他にも高齢者や乳幼児がいる家庭などは、家から離れた場所へのごみ出しが負担になっていたり、ごみ出しルールを無視したクリーンステーションへの不法投棄も見過ごせない問題になっています。

一部の人のみがクリーンステーションの掃除をしていることも・・・


2012年からモデル地区として戸別収集を1年以上実施した七里ガ浜・鎌倉山・山ノ内の住民のアンケート(2014年実施、1,622件)によると、戸別収集の実施により、「ごみ出しの負担が軽減された」(63.5%)、「カラス被害が減った」(59.1%)、「ポイ捨てや不法投棄が減った」(40.1%)、「ごみの出し方や分け方を注意するようになった」(38.5%)など、クリーンステーション収集の課題解決につながることが分かりました。

まだまだある、戸別収集のメリット!

戸別収集は、ごみを出した人が明確になります。
その結果、今まで以上に分別の責任を意識するようになることで、ごみのさらなる減量・資源化も期待できます。
実際、戸別収集を実施している平塚市では約16%、葉山町では約17%の燃やすごみが減り、資源化が進んだという事例があります。

戸別収集の実施については、モデル地区での実施を経て、他市事例などを参考に検討を重ねてきました。
収集経費は増えるものの、市民のみなさんが、この先もずっと安心して生活できる環境につながるものと考えています。

次回は「戸別収集ではどのようなことを準備しておけばいいのか!?」をお伝えします!