しげんポスト ~未来にしげんを届けるポスト~
こんにちは! 市民ライターの原です。鎌倉市公式noteマガジン「そらうみまちきれい」、今回は鎌倉市ではじまった新しい試み「しげんポスト」についてご紹介します。
未来に資源をとどける「しげんポスト」
みなさん、この緑色のポストを見たことはありますか? この7月から鎌倉市内に設置された「しげんポスト」です。
しげんポストは、「プラスチック資源をみんなが笑顔になるモノに生まれ変わらせて、未来に届けるポスト」。
という、鎌倉リサイクリエーションプラスによる取り組みです。
鎌倉では2017年から、面白法人カヤック・花王㈱・NPO法人カマコンなどが協力して、まちの資源のリサイクル活動「鎌倉リサイクリエーションプロジェクト」が進められてきました。
そこへ、慶應義塾大学などが加わり、2022年から「鎌倉リサイクリエーションプラス」として新たな取り組みが始まりました。
現在、活動のスタートとして、しげんポストで「生活清潔用品のつめかえパック」(容器包装プラスチックのひとつ)の回収を進めています。
つめかえパックがステキなモノにうまれかわる
「まちのラボで資源をステキなモノに生まれ変わらせる」とありますが、回収したプラスチック資源はどのようなモノに生まれ変わるのでしょうか?
こちらは、つめかえパックを素材にして作られた、鎌倉市の形をしたプランターです。
まちに届けるモノのサンプルとして、リサイクリエーション慶應鎌倉ラボにある3Dプリンターで制作されました。市民には愛着のある形ですね。
2018年には、リサイクリエーションの活動で回収された41,025枚のつめかえパックを使って、実物大の江ノ電と、鎌倉にゆかりのあるキャラクター・オチビサンのベンチが制作されました。
まちのみんなでプラスチック資源を集め、みんなの笑顔やワクワクにつながるようなモノがつくられてきたんですね。
鎌倉リサイクリエーションプラスでは、つめかえパックから役立つものをつくる取り組みと並行して、再びパックに戻す水平リサイクルの技術についても開発中だそうです。
しげんポストに空のつめかえパックを投函しよう
ではさっそく私も、しげんポストに資源を投函してみます!
回収できるつめかえパックは、各メーカーが出している薄いプラスチックフィルム製のものです。
つめかえパックの出し方は3ステップ。
1、中身を空にしたつめかえパックの上を切り開きます。
2、中を2回ほど軽く洗って、乾かします。
3、そのまま「しげんポスト」に入れます。
資源としてリサイクルしやすいように、必ず最後まで使い切って洗って乾かし、キレイにしてから投函しましょう。
また、しげんポストは「鎌倉市SDGsつながりポイント事業」として行っている鎌倉市のコミュニティ通貨サービスである、まちのコイン「クルッポ」とも連動をしており、つめかえパックを届けると、200クルッポをもらうことが出来ます。こちらもぜひご活用ください。
なお、しげんポストは、鎌倉駅近くの3カ所に設置されています。
鎌倉市役所 本庁舎1階ロビー (御成町18-10)
リサイクリエーション慶應鎌倉ラボ (大町1-1-14 AK大町ビル)
面白法人カヤック会議棟オフィス1階 (御成町4-31)
*今後、設置場所は増えていく予定です。
「#リサイクリエーションかまくら」でアイデアを届けよう
ただいま、つめかえパックと一緒に、「まちにこんなものがあったらいいな」のアイデアも募集しています。
Twitterでハッシュタグ「#リサイクリエーションかまくら」をつけて投稿してください。
今後、鎌倉市でも、どんなものに再利用してほしいか、アイデア募集をするそうです。形にしてほしいデザイン、ワクワクするようなアイデアなど、ぜひ提案してくださいね。
しげんポストからどんなステキなモノが生まれるか、楽しみですね。未来に笑顔がふえますように!
次回は、鎌倉リサイクリエーションラボとは一体なに?など、いろいろと探っていきたいと思います。どうぞお楽しみに!