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渋滞を避けつつお得に鎌倉観光する方法とは

こんにちは、市民ライターの田辺です。鎌倉市公式noteマガジン「まちとみち」では、鎌倉市の交通政策について紹介します。

「観光客も住民も働く人も、みんなが困る鎌倉の渋滞」では、渋滞が訪れる人、鎌倉に住む人、働く人に与える影響について紹介しました。

今回の記事では、交通渋滞の緩和に向けて鎌倉市が行っている施策について紹介します。

公共交通機関に乗り換える、パーク&ライド

渋滞の緩和に向け、2001年に始まった施策がパーク&ライドです。これは、鎌倉駅や長谷駅周辺の観光施設が集積する鎌倉地域の渋滞を緩和するため、周辺エリアにある駐車場にクルマを停め、電車やバスなどの公共交通機関に乗り換えて鎌倉地域に向かう取り組みです。

2023年1月現在は、七里ガ浜海岸駐車場、稲村が崎駐車場、江ノ電駐車センター、NPC大船駅前パーキングの4ヵ所で実施しています。

パーク&ライドの利用者には、江ノ電やバスの1日フリー切符がついているものや駐車場の割引、協賛店や寺社等で割引や特典が受けられるものがあります(内容が異なりますので、ホームページでご確認ください)。

観光地を訪れた際、渋滞でイライラするとせっかくの観光も台無しに。渋滞のストレスから解放されるだけでも、パーク&ライドを利用する価値は十分にあると思います。


鎌倉地域へのクルマを減らす、鎌倉フリー環境手形

公共交通機関の利用を促し、鎌倉地域に流入するクルマ自体の削減を目的とした施策が、鎌倉フリー環境手形。鎌倉地域内の観光スポットを広くカバーした 5つの路線バスと電車の特定区間が一日自由に乗り降りできるお得なフリーきっぷです。

利用者には協賛店や寺社等で割引や特典といったサービスが受けられたり、鎌倉地域の路線図付マップがもらえたりというメリットがあります。

大人900円、子ども450円で江ノ電(鎌倉~長谷区間)と路線バス(5路線の特定区間)が乗り降り自由なので、クルマの駐車料金を考えたら、かなりお得ではないでしょうか。


空いている朝早くに寺社を巡ってみませんか

2023年は、2022年に鎌倉を舞台とするNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が放映されたことにより、多くの観光客が来訪することが予測されます。

「渋滞が起こりやすい地形と道路網」「道路整備が容易にできない古都鎌倉の事情」「一部エリアへの観光客の集中」など、さまざまな要因によって起こる、鎌倉の渋滞。観光客、住民、事業者それぞれの視点で渋滞解消に向けてできることを考えていきたいですね。

鎌倉は早朝から開門する寺社が多いので、まだ観光客が少ない時間に巡るのもなかなかいいものです。朝もやのなかの寺社は荘厳な表情をみせて、まさに「早起きは三文の得」の気分になれることでしょう。

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