知識と経験を活かして地域交流の場を生み出す!西鎌倉地域プロジェクト会議始動!
こんにちは。政策創造課スマートシティ担当の松村です。
これまで、オンラインプラットフォームを活用した世界の先進的な市民参加の取組を見ながら、「デジタルを活かした鎌倉のまちづくり」について考えてきました。
鎌倉は、これまでの対面の議論に加え、デジタルを活用することで、より多くの市民の意見やニーズをまちづくりに反映させることを目指しています。「オンラインによる議論の発散」と「対面による議論の収束」を交互に組み合わせ、それぞれの利点を活かしながら議論を進めている点がポイントでしたね。
そこで今回の記事では、西鎌倉地域でオンラインと対面を組み合わせた議論により考えてきた「出かけたくなる目的を充実させるプロジェクト」の実施に向けて、「西鎌倉地域プロジェクト会議」が始動しましたので、当日の様子をご紹介していきます。
西鎌倉地域のこれまでの取組の経過はこちらの記事でご覧いただけます。
プロジェクトを考え、実行するメンバーとは
西鎌倉地域プロジェクト会議では、プロジェクトの「具体化」と「実行」に向けて、参加者の皆さんで対面とオンラインでの議論を重ねながら進めていきます。
そんな、西鎌倉地域プロジェクト会議の1番の狙いは、「まちの課題解決」に向けて「まちでできること」を皆さんで考え、実行していくことです。
「まちでできること」を皆さんで考えて実行していくには、まず西鎌倉地域プロジェクト会議に集まられたメンバーの皆さんが、お互いをよく知ることが大切です。
そこで、まずは会議冒頭で自己紹介を実施しました。
当日参加された13名の皆さんは、西鎌倉地域にお住いの方はもちろん、地域の団体で活動されている方や、地域の大学で勉強されている学生さん、隣の地域にお住まいの方など、そのバックグラウンドは様々でしたが、「海と緑の両方を身近に感じられる」など、西鎌倉のまちへの愛着を話されている点は、皆さん共通でした。
また、「地域でスマホ教室を開催しています」「料理が得意です」「マリンレジャーなど様々な趣味があります」などといった、自分のライフスタイルや、これまでの知識や経験、地域に貢献できることについても積極的に共有されていました。
プロジェクト内容深まる
さて、こうしたメンバーが参加する、第1回西鎌倉地域プロジェクト会議では、西鎌倉地域で出かけたくなる目的を充実させるプロジェクトとして、「地域住民が交流できる場づくり」の具体化に向けて議論を行いました。
議論にあたっては、次の3つの項目からプロジェクトの内容を考えていきました。
するとこのような意見が皆さんから出てきました。
「ここで」については、これまでのオンラインと対面での議論でも出てきた、「腰越行政センター」や「広町緑地」「自治会館」といったフレーズが引き続き多くみられました。皆さんがこれまでの議論の経過を理解したうえで、プロジェクトを考えられていることが分かります。
「誰に対して」については、「子どもたち」から「高齢者」まで幅広い方をターゲットに考えられています。「多世代」と発言されている方もおり、より多くの方にとって影響を与えることができるプロジェクトを考えられていました。
そして、何より印象的だったのは、「こんなことができる」についてです。出てきている意見の多くが、冒頭の自己紹介でメンバーの皆さんがお話されていたライフスタイルや知識、経験を活かした内容で、このメンバーの一人ひとりが知識や経験を持ち寄って、1つのプロジェクトを作っていくんだ、という皆さんの想いが感じ取れました。
第1回会議の内容はオンラインプラットフォーム「Liqlid」に掲載しています。もう少し知りたい!という方はこちらをご覧ください。
第2回会議で遂にプロジェクト内容が決定?
さて、1月末開催予定の第2回西鎌倉地域プロジェクト会議では、「ここで」「誰に対して」「こんなことができる」の3つ項目に対して、集まった意見やアイデアをもとに、プロジェクトの内容を決定していきます。
メンバーの皆さんで実行していくプロジェクトがどのようなものになるのか、どのようなプロセスで決定するのか、次回の記事でご紹介していきたいと思います。
今後、プロジェクトは実行に向けて動き出します。こちらのnoteでもプロジェクトの進捗を随時公開していきます。
また実際に、西鎌倉地域でプロジェクトが実行される際には、この記事をご覧になられている皆さんにも、是非現地に足を運んでいただければと思います。引き続き応援をよろしくお願いします。