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スマートシティ?それなあに?~テクノロジーが支える鎌倉の安全・安心~

こんにちは、鎌倉市政策創造課のスマートシティ担当の松村です。
鎌倉市公式noteでの初めての投稿となります。

政策創造課 スマートシティ担当 松村職員

みなさん「スマートシティ」って知っていますか?
きっと「なんとなく聞いたことはある」、「初めて聞いた」という人がほとんどだと思います。実は私もスマートシティ担当に配属されるまでは、スマートシティについて知りませんでした。

要するに「スマートシティ」って何?

では、「スマートシティ」とは一体何なのか、インターネットでスマートシティについて検索すると、次のように定義されていました。

スマートシティは、ICT 等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)の高度化により、都市や地域の抱える諸課題の解決を行い、また新たな価値を創出し続ける、持続可能な都市や地域であり、Society 5.0の先行的な実現の場と定義されています。

内閣府ホームページ

うーん、分かるような、分からないような・・・
説明が長く、難しい言葉が多いですが、要するに、テクノロジーを活用して地域の抱える課題を解決する持続可能な都市、がスマートシティの大まかな定義になりそうです。

「スマートシティ」って私たちの生活にどう関わるの?

実際にスマートシティがどういう形で私たちの生活に関わりがあるのか、具体的なイメージがまだよく分からないですね。

そこで、スマートシティの具体的な取り組みについて調べてみたので、2例ご紹介したいと思います。

まず1つ目は兵庫県加古川市の事例です。
加古川市では、デジタル技術を活用して高齢者の見守りサービスに取り組んでいます。ビーコンタグと呼ばれる機器を行方不明になる恐れのある高齢者の方に持ち歩いてもらい、市内に設置してある検知器で位置情報を取得します。その履歴をご家族にお知らせすることで、高齢者自身やご家族の不安や負担の軽減を目指しているそうです。

高齢者の見守りサービスイメージ

鎌倉でも行方不明者の捜索に関する防災行政用無線の放送を耳にしますが、スマートシティでは、テクノロジーが人の暮らしに優しく寄り添うことで、そういった事態を未然に防いでくれるようです。

次に2つ目は香川県高松市の事例です。
高松市では、高潮と豪雨など、過去に大きな被害をもたらした風水害の経験から、河川や沿岸部の水位・潮位の情報、避難所の通電情報、道路の通行情報などのリアルタイムデータを収集・分析し、地図上で一元的に可視化することで、早期の災害対策、市民への迅速かつ的確な情報提供を目指しているそうです。

リアルタイムな水位・潮位の情報収集画面

鎌倉は山や海といった豊かな自然景観に恵まれている反面、近年の台風などで発生した水害や土砂災害の被害も記憶に新しいですよね。

このように、スマートシティでは、デジタル技術を活用して市民の安全・安心を支えることができるんですね。鎌倉市も紹介した事例と同様の地域課題を抱えており、スマートシティがどのように私たちの課題を解決してくれるのか、少し理解できたような気がします。

「鎌倉市スマートシティ構想」を策定しました!

さて、ここまで「スマートシティとは一体何なのか」について考えてきましたが、実は鎌倉市でもスマートシティの取り組みを始めているんです。
鎌倉市では、市民との対話を重ねながら今年の令和4年3月に「鎌倉市スマートシティ構想」を策定しました。

また、鎌倉市の取り組みについては次回詳しくご紹介したいと思います。次回の投稿も見てくださいね~。

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