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ミヅキカマクラプロジェクト、海からマナブ、ツドウ、トルの拠点づくり〈前編〉

はじめまして、鎌倉市広報課 広報戦略ディレクターの林と農水課の水産スタッフです。このマガジン「ミヅキカマクラプロジェクト」をはじめるにあたって、

「どういった記事を掲載していくのか」

「そもそもミヅキカマクラプロジェクトとは何か?」

といったことを、書いておきたいと思っています。

ミヅキカマクラプロジェクトとは

坂ノ下(鎌倉地域)にて計画を進めている、「海からマナブ・ツドウ・トルの拠点になる漁業支援施設づくりや関連する活動」の事です。


「漁業支援施設」という言葉もなかなか聞き慣れない言葉。ここで簡単に説明させていただきます。

鎌倉の坂ノ下から材木座の沿岸では古くから漁業がおこなわれています。 ここは「漁港」がないため、砂浜に漁具倉庫を建て台車に載せた船を

なんと!!

「人力」で押して海へと出漁するスタイル

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で漁を行っています。砂浜から船で出漁するのは全国でも珍しいのですが、この珍しいスタイルが「3つの危険」を生み出しているといえます。


「3つの危険」とは?

1.  漁業者への危険

防波堤のような波をおさえる構造物がなく、波が高いと船を出すのは危険。漁から戻り浜にある台車を取りに行く際、漁船が無人になり転覆する危険性も。

2.  海岸利用者への危険

漁船の出し入れの際、マリンスポーツや散歩をする人たちと接触する危険

3.  近隣住民への危険

台風による被災

台風時など、砂浜にある漁具倉庫は被災しやすく瓦礫が砂浜や国道に散乱し危険


このような状況を踏まえて、

「漁業者が安全に漁船の出し入れや魚介類の水揚げ、漁具の保管などを行える施設」

をこのエリアに整備することで、漁業者だけでなく砂浜やその周辺を利用する人たちのための利用向上を図ることが必要だと考えています。その施設を「漁業支援施設」と呼んでいます。


広報戦略ディレクター 林
農水課水産スタッフ一同