ミヅキカマクラプロジェクト、海からマナブ、ツドウ、トルの拠点づくり〈後編〉
海からマナブ、ツドウ、トルとは?
『ミヅキカマクラプロジェクト』の「ミヅキ」という言葉は、鎌倉で行われている古くからの漁法「覗突漁(みづきりょう)」に由来します。
漁師さん曰く、
「海の中には別世界が広がっている」
とのこと。
この鎌倉に住みながらも、普段の生活を送っていると「そこにあることが当たり前」として認識してしまっている、「まちのコト・モノ」がたくさんあります。鎌倉の風景の一部として当たり前のようにある「海」もその一つ。
海をまちの資産として捉え、いろいろな角度や視点をもっていく、という思いを込めて、先の漁の名前「覗突(みづき)」を用いています。
鎌倉の海は、どんなことが起こっているのでしょうか。「学ぶ・集う・獲る」の3つの視点から海ですでに起こっているシーンを少しご紹介します。
⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩
<マナブ>
\\ 知るって楽しいたくさんワクワク //
子ども達が漁師さんから地元の魚について学ぶ
<ツドウ>
\\ 漁旗に飾られた漁船が勢ぞろい //
一年の豊漁と安全を祈願する「船おろし」
<トル>
\\ とっても賑やかな朝市 //
地元の新鮮な魚を食べられる
ワカメやシラスが有名ですが、実は色々なお魚が獲れます。
<ツドウ②>
\\ 海岸や海で行われる海の保全活動 //
砂浜では、有志の方々や近隣の小学校の子供たちが海岸清掃を。
海では、漁師さんが稚貝放流や藻場の保全を。
鎌倉の海で行われる、これらの活動は形としては残りにくい「まちの無形資産」と言えるでしょう。
これらの多くの活動は、近隣に住む方々、自治会、地域活動団体、商店街の方々の有志によって実施されています。先の写真でもわかるとおり、地元の漁師さんの活動によって支えられているものも多くあります。
これらの活動を、「まちの資産」としてとらえて、未来へ引き継がれるように、漁業支援施設をつくり、「型化(かたか)」していく必要があります。
マガジン「ミヅキカマクラプロジェクト」では、下記の内容の記事を掲載していく予定です。
●「ミヅキカマクラプロジェクト~マナブ・ツドウ・トルの拠点となる漁業支援施設づくり~」の構想や事業進捗の情報提供
●同じまちに住んでいても意外と知らない漁師さんの仕事や活動などをお伝えします。
「読み手ファースト」「その事業の背景を語ること」を意識して、このマガジンの記事を綴ってまいります。ぜひフォローいただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたします。
広報戦略ディレクター 林
農水課水産スタッフ一同