公共施設の“あさって”~公共施設の“あさって”これまでの延長線ではなく1.5歩先の未来で活躍する施設って?⑥
この連載は、広報かまくら令和5年9月号に掲載しています。
「不便になるのでは?」にお答えします
前号でお伝えした 「おしゃべり会」では、参加した皆さんから、行政手続きや新庁舎周辺(深沢)の道路事情について「不便になるのでは…」など、本庁舎移転や深沢のまちづくりに関する質問を多くいただきました。
今回はそうした質問に対して、市の方針や計画をお伝えします。
Q.新庁舎に移ると不便になるのでは?
A.スマートフォンの普及やデジタル化の推進により、これからの時代はわざわざ市役所に行かなくても手続きが済むことが想定されます。
この流れを受け、新庁舎ではオンラインなどでのサービスを充実させていきます。一方で相談に必要な窓口も残し、さまざまなニーズに対応したサービスをワンストップ(注1)で受けられるようにしていきます。
「こども相談窓口きらきら」(8面参照)はそうしたイメージで先行開設しました。
(注1)ワンストップ…1つの窓口で、関連する手続きや相談が完結すること
また、移転後、現庁舎のある場所においても、引き続き1階にある主な手続きや相談はオンラインと対面で柔軟に対応します。
Q.新庁舎へのアクセスは?
A.新庁舎と現庁舎のある場所を結ぶ交通手段について、バス事業者と話し合いをしているところです。
Q.深沢の交通量がいっそう増えるのでは?
A.新たに、湘南深沢駅側から柏尾川沿いの県道へ抜けるシンボル道路を設けるほか、梶原川に蓋掛けをするなどして、道路を整備していきます。
また、今年度は改めて事業用地周辺の交通量を調査し、深沢小学校前の道路をはじめ、バスベイ(注2)の設置、交差点の改良など、交通環境の改善に取り組んでいきます。
(注2)バスベイ…バス停にバスが停車した際に後続車が通過しやすいよう、歩道に切れ込みを入れて部分的に車道の幅を広げた場所
市では、新たな図書館・学習センターなど、公共施設への期待やご意見だけでなく、不便になることへの懸念や不安の声にもしっかりと耳を傾け、計画・周知していきます。
(地域共生課・広報課)