公共施設の“あさって”~公共施設の“あさって”これまでの延長線ではなく1.5歩先の未来で活躍する施設って?⑤
この連載は、広報かまくら令和5年8月号に掲載しています。
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kouhou/kamakura/23/t230801-12.html
これからの公共施設がテーマ
「おしゃべり会」を開催
市政を伝え、皆さんの声を聞きに行く「おしゃべり会」
本市の公共施設の再編は、市役所をはじめとした施設の老朽化だけでなく、災害対策、旧国鉄跡地などを活用した深沢地域のまちづくり、市役所移転後の現在地の利活用など、これらの課題解決も併せて取り組んでいます。
ただ、長い年月がかかっていることや、課題ごとに進めてきたことから、皆さんに全体像を分かりやすくお伝えすることができていませんでした。
そこで、子育て支援センターや自治町内会館などを巡回し、これらを丁寧に説明しながら、皆さんとざっくばらんに意見を交換する「おしゃべり会」を開催することにしました。
公共施設から公共の「居場所」へ
2カ月間で146人、20代から70代以上まで幅広い世代の参加があり、「市政をより身近に感じた」など、7割以上の方から「市の取り組みへの理解が深まった」との声をいただくことができました。
これまでも本紙などで情報発信をしてきましたが「文章で読むのとは印象が違った。直接話が聞けてよかった」とも。
同時に、さまざまな要望や本音も伺うことができました。
例えば──「子どもはもちろん、親も一緒にのびのび過ごせる場所がほしい」「多世代が交流できる場所がほしい」「みんなで集える場所と同じくらい、一人で過ごせる場所も大事」「10年後まで待てないので、今の施設もインクルーシブ化(注)してほしい」「新しい施設に期待しているが、今の身近なことにも目を向けてほしい」など。
(注)インクルーシブ…障害の有無や年齢、性別など、さまざまな背景を持つあらゆる人が排除されないこと
年代やライフスタイルなどによって公共施設に求めるものは異なりますが、共通して聞かれたのは、身近で安心して過ごせる「居場所」への期待でした。そして、それは単なる「場所」に留まらず、気軽に利用したり参加できる「仕組み」も含まれていることが分かりました。
次回は、皆さんから寄せられた質問をご紹介します。
出張「おしゃべり会」を開催
ご近所仲間などと気軽に市役所移転や深沢のまちづくりの説明を聞いたり、これからの公共施設について私たちと意見交換したりしませんか。
地域共生課にお声掛けください。
(地域共生課・広報課)