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【前編】2年間市民と共に考えて創ったスマートシティ構想!今後の取組とは?

こんにちは、鎌倉市政策創造課スマートシティ担当の松村です。
さて、第1回の投稿では「要するにスマートシティって何?」をテーマに、他の自治体の事例なども交えながらご紹介していきました。そして実は、鎌倉市でもスマートシティの取組が始まっていることも併せてご紹介しました。

今回は、鎌倉のスマートシティの取組について、現在を基点に2部に分け、前編で「鎌倉のスマートシティのこれまで」、後編で「鎌倉のスマートシティのこれから」についてご紹介していきたいと思います。

市民と共に理想のまちについて考えた2年間

鎌倉市が本格的に「スマートシティ」の取組を始めたのは、2020年4月からで、もう2年も前になります。これまでの2年間、何をしてきたのでしょうか?

それは、スマートシティで目指す「理想のまち」を明確にすることです。
スマートシティはあくまで手段であり、まず目的とする「理想のまち」について考えていく必要がありました。

市民対話の様子(2021年10月実施)

そのために、市民の皆さんと「取組において何を大切にすべきか」、また「どんな課題の解決に重点的に取り組む必要があるのか」などについて、意見のキャッチボールを重ねながら、少しずつ整理をしてきました。

市民対話のグループワークで作成した
「自分の周りの人のために解決したい日常の課題は?」
(2021年8月実施)

市民と共に考え、創った、鎌倉のスマートシティの取組方針

このようにして、今年3月に出来上がったのが「鎌倉市スマートシティ構想」です。構想と聞くと分かりづらく感じるかと思いますが、市民と行政が2年間、共に考え、共に創った「鎌倉のスマートシティの取組方針」だと思っていただければと思います。

スマートシティ構想策定までのプロセス

構想は、基本理念・基本原則をはじめ、推進体制など、鎌倉のスマートシティの取組の方針について、7つの項目、34ページから構成されています。

鎌倉市スマートシティ構想目次

そのなかでも、今後の取組の中で1番大切にしていきたいことは、「市民が抱える課題を起点に、スマートシティの取組を行い、市民のWell-Being(幸福度)の向上を目指すこと」だと私たちは考えています。

今年度からは、この構想という取組方針を「軸」に具体的な取組を進め、市民との対話を重ねながら「理想のまち」に近づけていきます。

構想を基にこれからどんな取組を進めるの?

では、「具体的にはこれからどんな取組を進めていくの?」と皆さん疑問に思われているかと思います。

構想を見てみると、2022年度から2025年度までをインストール期(導入期)としているようです。インストール期?何かアプリを入れるんですかね?(笑)

後編では構想を策定し、鎌倉が今後どのようにスマートシティの取組を進めていくかについて、ご紹介していきます。是非見てくださいね!
【後編】市民が抱える課題を見える化!みんなで解決していく仕組みを4年間でインストール!

みんなにも読んでほしいですか?

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